1カ月で克服なるか 大谷2失点初登板で露呈した3つの課題

公開日: 更新日:

 制球が安定せず、初回だけで26球を要し、そのうち12球がボール球だった。コントロールが乱れた原因は主に滑りやすいメジャー公認球、日本のプロ野球より傾斜の急なマウンド、イニング間の調整の3点だろう。

 ボールに関しては「変化球はスプリット、カーブともしっかりと投げていましたが、乾燥したアリゾナの気候も影響しているのかもしれませんが、まだメジャーのボールに慣れていないのでしょう。スライダーはボールが抜けないように指で引っ掛けてしまうため、2球ともワンバンになってましたから」と岡島氏。

 マウンドにつまずく場面もあったし、メジャーではイニング間のキャッチボールができないことも影響した。

 二回、この回先頭のブロクストンに甘く入った144キロのストレートを左翼席に運ばれたことについて、大谷は「(一回裏に)点を取ってもらい、攻撃が長かった。体を温めながらできない部分で、(イニングの)先頭の抑え方はすごく勉強になった」と話している。 果たして開幕までの1カ月間で3つの課題を克服できるのか。

 マウンドの傾斜は球場によっても異なるし、経験を重ねれば対応できるだろう。イニング間の調整に関しても、岡島氏は「ダルビッシュ君はシャドーピッチング、前田君はマエケン体操など、インターバルの過ごし方を工夫しています。大谷君も自分なりのルーティンを確立すればいい」と話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭