通称“ソロキング”の巨人ゲレーロ 移籍初HRもやはりソロ弾
中日から移籍した昨年の本塁打王、アレックス・ゲレーロ(31)が昨25日の広島とのオープン戦で“初本塁打”を放った。試合は降雨により二回途中で中止となったが、初回2死走者なしの場面で大瀬良が投じた低めのカットボールを左中間スタンドに運ぶ一打に、高橋由伸監督は「一発で仕留めた。さすが本塁打王」と喜んだ。
もっとも、改めて言うまでもなく、オープン戦序盤のこの時期はデータを収集する時期。チームによっては自チームの投手に、あえて相手の得意なコースに投げさせることもある。
ゲレーロは昨季、35本塁打をマークする一方、そのうち22本が走者なしの場面で放ったもので、「ソロキング」と揶揄された。昨年の得点圏打率は.258。勝負強さに疑問符がつけられる主砲候補が打った“移籍後初本塁打”もソロとあっては、巨人ファンも素直には喜べない。