伊調は引退危機 パワハラ告発された名将・栄和人氏の正体
栄本部長は否定したものの、元恩師の邪魔立てで満足な練習環境が整わないと訴える伊調は、週刊文春のインタビューには東京五輪での5連覇に向けて「なかなか腹をくくれない部分があります」と答え、「目指すに目指せない? うん、そうですね」と吐露。
あわせて、「指導の道も面白いなと思ったりもします」と引退を示唆するような発言もしている。
「レスリング関係者の中には、『男子の田南部コーチに傾倒するあまり、伊調は周りが見えなくなっている』と心配する声もある。彼女が訴えるパワハラの真偽はともかく、当然、レスリング界を大きく揺るがすのを理解した上で、元恩師を“告発”したのだろうから、相当な覚悟があっての行動でしょう。仮に練習拠点を確保できたとしても、騒動の主役として練習に集中できる環境を得られるかどうか。代表入りしても針のむしろだし、ケンカを売った協会から満足なバックアップが受けられるとも思えない。五輪5連覇に邁進する精神状態になれるのかも心配。このまま引退という可能性もある」(別のレスリング関係者)
降って湧いた「お家騒動」の結末は、そんな最悪のケースも十分に考えられる。