大阪桐蔭は? 春のセンバツ初戦「勝つ高校」「散る高校」
「2年連続で秋の東海大会を制した静岡は、昨年のセンバツでは優勝した大阪桐蔭と激戦を演じた(8―11)。昨年は好左腕がいて、今年は投手力が落ちるといわれるが、右腕・春、左腕・鈴木翔の二枚看板は安定。エースの春は制球力とスライダーがいい。私は鈴木を買っています。明治神宮大会準決勝では、優勝した明徳打線を相手に3失点と好投。左腕なのでプラスアルファもある。打線は昨年のセンバツを経験している村松がリードオフマンとして引っ張り、黒岩、成瀬、木下ら切れ目がない。総合力が高い静岡が勝つとみます」
第3試合は昨秋11戦97得点の日本航空石川が、昨年度の京大合格者が全国2位の進学校、21世紀枠で出場を決めた膳所を粉砕する。
第3日(25日)
第1試合は四国王者で明治神宮大会でも優勝した明徳義塾が、関東王者の中央学院との地区大会優勝校対決に勝つ。
「昨秋の明治神宮大会1回戦で明徳は5―3で中央学院に勝っている。明徳の馬淵監督は『ロースコアになる』と中央学院の投打でプロ注目の大谷を警戒する一方で、秋は一人で投げ切ったエース市川に絶対的な信頼を寄せている。周囲には『優勝する』とまで宣言している。冬の間、体幹やウエートトレーニングに力を入れるため、春は見違えることが多い。優勝を目指すなら初戦で負けるわけにはいかないでしょう」(前出のスポーツ紙記者)