ツアー初Vで一躍 大坂なおみは東京五輪メダル候補筆頭に

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 BNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)は18日(日本時間19日)、女子シングルス決勝を行い、世界ランキング44位の大坂なおみ(20)が、同19位のダリア・カサトキナ(20=ロシア)にセットカウント2―0でストレート勝ち。シングルスでツアー初優勝を果たした。今大会は1回戦で元世界1位のマリア・シャラポワ(30=ロシア)を、準決勝で現1位のシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)を相次いで撃破。勢いをそのままに、日本女子では初めて4大大会に次ぐ格付けのビッグタイトルを手にした。

 180センチ、69キロ。ハイチ系米国人の父と日本人の母を持つ大坂は今大会、自慢の高速サーブだけでなく、左右にボールを打ち分け相手のスタミナを奪うプレーも光った。

 大坂の優勝は日本テニス界だけでなく、東京五輪が2年後に迫った日本オリンピック委員会(JOC)にとっても朗報だ。「金メダル数世界3位」(約30個)を目指すというJOCは、メダル総数は史上最多の41個だった前回のリオ五輪の倍以上を狙っている。

 テニスはリオ大会で錦織圭(28=同25位)が日本勢では96年ぶりのメダル(銅)を獲得したが、昨季は右手首の故障でシーズン後半は治療に専念。今年1月に復帰したものの、今大会は体調不良で欠場。全盛期の輝きはない。

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