大坂なおみパリバOP4強入り 錦織から“主役”の座奪う勢い
次戦は大一番だ。
女子テニスのBNPパリバ・オープン(米国インディアンウェルズ・ハードコート)準々決勝で、世界ランク44位の大坂なおみ(20)が同5位で第5シードのカロリナ・プリスコバ(25=チェコ)に6―2、6―3のストレート勝ち。ツアーのカテゴリーでは4大大会に次ぐ格付けの大会で、初のベスト4入りを果たした。
準決勝は第1シードのシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)と対戦。1月の全豪4回戦で3―6、2―6で敗れた女王に借りを返せば、念願のツアー初優勝まであと1勝だ。
男子の錦織圭は昨年8月に右手首を故障。その後の試合は全休し治療に専念。今季も初戦から全豪まで3大会を欠場。復帰戦となった格下ツアーも1回戦負け。次戦も同ツアーに出場し優勝したものの、今週のパリバ・オープンも体調不良で休んだ。もっか同ランクは25位まで下降している。
錦織不在の間、同109位のダニエル太郎(25)が今大会2回戦で、元世界1位(現13位)で第10シードのノバク・ジョコビッチ(30)を破る快挙でファンを沸かした。錦織がいなくても、日本勢のテニスは面白い。