投で結果出ず…エンゼルス大谷は球速への執着が最大課題
「本来の姿に近づいている」
エンゼルスのソーシア監督は、大谷翔平(23)についてこう言った。
日本時間17日のロッキーズ戦は2回途中7失点の大炎上で、予定されていた75球に満たないうちに降板した。
ここまで実戦4試合に先発、8回3分の1を投げて19安打、6四死球、17失点、19奪三振。結果が出ず、米メディアからは「マイナーで開幕を迎えるべき」との厳しい指摘も出始めているが、指揮官は「才能を信じている」とこれを一蹴。初回を2奪三振で無失点に抑えたことを評価している。
エプラーGMも同様だ。現時点ではトータルの成績で判断をせず、「大部分の投球はストライクゾーン付近に来ている。四球率、ストライク率、空振り率を重視している」と語っている。四球に限れば3個のみで、奪三振率は「20・60」と高い数字を残していることを評価。打者も含めて二刀流を継続した状態での開幕メジャーを視野に入れているという。
滑りやすいメジャー公認球や傾斜の異なるマウンドへの対応もままならないうえに、キャンプ開始から1カ月以上が過ぎても結果が出ない。首脳陣が評価する「長所」を生かしきれていないのだ。このままでは開幕がメジャーだろうとマイナーだろうと不安である。