投で結果出ず…エンゼルス大谷は球速への執着が最大課題
■「人類最速まで4キロ」
大谷が投手として、何よりこだわっているのは球速だ。
かつては「(ヤンキースのチャップマンがマークした169キロの)人類最速まであと4キロなので、いちばん速い球を投げる人になってみたい」と発言。さる日本ハムOBによれば、「16年のシーズン中には球速を上げるため、左足を踏み出す際の歩幅を広げるフォームを試したこともある。当時はボールがとっ散らかるし、体重移動がうまくいかないしで、公式戦で試すところまでいかなかった」とか。
日刊ゲンダイが昨年のインタビューで、160キロ以上の球を投げてもバットに当てられたり、前に飛ばされたりするのはなぜか、当てられても構わないのかと聞いたときには、こう答えている。
「当てられても構わないといえば構わないですけどね。バッターをやっていても、別に当たりますし。自分のスイングをした中で当てられているかどうかは分かりませんけど。みんな軽打しにくるので。やっぱりコツコツ、コツコツくれば、速くても当たるかなと。(打者の)タイミングさえ押し込めていればファウルになるので。それで2ストライクまで追い込めれば、フォークなり、スライダーなり、真っすぐなりで、三振は十分取れるんじゃないかと思うんです」