7安打7失点で開幕へ不安 エンゼルス大谷は“突貫工事”急務
エンゼルスの大谷翔平(23)が日本時間17日、ロッキーズとのオープン戦に先発した。
初回は得点圏に走者を背負うも、中軸を打ち取ってピンチを切り抜けた。
しかし二回、先頭のデズモンドに2ボールからカウントを取りにいった速球を左翼場外へ被弾すると、ボールを制御できなくなった。死球のあとに4連打され、15~16年ナ・リーグ本塁打王のアレナドに痛恨の3ランを浴びた。弾丸ライナーで左翼へ飛んでいく打球を追うことさえできなかった。
4番ストーリーを三振に仕留めたところでソーシア監督がマウンドへ。この回だけで30球を要していたため、予定としていた75球に満たない50球で無念の降板となった。速球はメジャー移籍後最速となる158キロをマークしたが、自己最悪の二回途中7安打7失点で開幕に不安を残した。
課題が解消されない。体重移動がうまくいかないだけでなく、メジャー球への対応に苦慮している。2イニング目の入り方にも改善の余地がある。この日は登板後もブルペンで投球練習をするなど修正に取り組んだが、開幕まで残り2週間。今回同様に次回も中6日で登板すれば、実戦での調整機会はあと1度しかない。