内村航平も弱音…復帰戦の体操W杯出場全種目で予選落ち
絶対王者がピンチだ。
体操の種目別で争うW杯(ドーハ)は22日、予選後半を行い、五輪個人総合2連覇の内村航平(29=写真)が跳馬14.100点の9位、鉄棒13.433点の10位に終わり、前日のつり輪、あん馬と合わせて出場全4種目で予選落ち。昨年10月の世界選手権で左足首に重傷を負って以来の復帰戦で精彩を欠いた。
内村は左足首を痛める原因となった跳馬では「恐怖心があった」と、当初予定していた2回半ひねりから1回半ひねりへと難度を落とした。決めれば15点近くを望める種目で得点を伸ばせなかった。
4月には世界選手権代表選考会を兼ねる全日本選手権(27日開幕=東京体育館)が控える。
内村は「(予選落ちで)何の手応えも感じられなかった。(全日本選手権で)ミスをしたら絶対代表には入れない」と、珍しく弱音を吐いた。