錦織圭はベテラン下し8強 次戦は世界3位チリッチと
男子テニスのモンテカルロ・マスターズ(モナコ=クレーコート)は19日(日本時間20日)、シングルス3回戦を行い、世界ランキング36位の錦織圭(28)が、同62位のアンドレアス・セッピ(34=イタリア)をセットカウント2―1で下し、準々決勝進出を決めた。
錦織はベテラン相手に1ゲームも与えず、第1セットを先取。第2セットは相手の強打に苦戦し、第4ゲームから5連取を許して追い付かれた。第3セットは錦織が多彩なショットで相手を翻弄し、今大会初の8強入りを決めた。
今大会と同じクレーコートで行われる5月の全仏オープンに向けて調子を上げてきたが、次戦は難敵が立ちはだかる。世界ランキング3位で第2シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)だ。錦織は過去14度の対戦で7勝6敗。直近では16年のATPツアー・ファイナルズ(ロンドン)で逆転負けを喫している。錦織はライバルを蹴散らして、全仏オープンに弾みを付けたいところだ。
▽錦織のコメント
「徐々にいいテニスができてきている。(次のチリッチ戦は)相手のビッグサーブとアグレッシブなプレーに気を付けたい」