主催者も熱視線 復帰の錦織圭“下部ツアー参加”のメリット

公開日: 更新日:

 右手首を痛めて長期離脱していた男子テニス錦織圭(28=世界ランク27位)が復帰2戦目で頂点に立った。

 3日(日本時間4日)のツアー下部大会「ダラス選手権」(米テキサス州)決勝で、マッケンジー・マクドナルド(22=米国=同158位)を6―1、6―4で下して優勝。今季初の優勝賞金1万8000ドル(約200万円)を手にした。

 錦織は痛めた右手首の回復が遅れ、4大大会初戦の全豪オープンを欠場。下部ツアーの「ニューポートビーチ・チャレンジャー」(1月23日=米カリフォルニア州)を復帰戦に選び、1回戦で敗退していた。

 この日の試合後の会見で大会ディレクターを務めるクレイク・ベル氏が「ケイ(錦織)が希望するのであれば、来年も出てほしい」と話したのは単なるリップサービスではない。

 元世界4位の錦織の出場で、若手主体の下部ツアーへの注目度はアップ。主催者は正式な実数を公表していないが、地元テキサスの複数のメディアによれば、錦織効果もあって、昨年の2倍近い観客動員があったという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?