57位発進の石川遼に「もっとゴルフに専念させるべき」の声
【パナソニックオープン 初日】
前週のツアー国内開幕戦で優勝争いを演じて2位に終わった石川遼(26)。
今大会初日はイン発進の10番パー4でいきなり左に曲げる波乱のティーショットから、3打目をピンそば1メートルにつけながら3パットのダブルボギー。続く11番から3連続バーディーを奪って反撃開始かと思われたが、その後も出入りの激しい内容でイーブンパー57位発進とちぐはぐ。ミスショットに顔をしかめるシーンが多かった。
「何か一つ手ごたえをつかめていないというか、自信を持って打てる何かがないという感じです」(石川)
要するにゴルフに不安を抱えているわけで、それでは日本ツアーといえども上位に絡むのは難しい。
石川は今年から選手会長と青木功JGTO会長をサポートする副会長職に就き、人気低迷から脱出するためにトーナメントを盛り上げるさまざまなアイデアを提案して実現している。
今週は米ツアー・フェニックスオープンの「スタジアム」を参考に、17番パー3にギャラリースタンドを設けた。さらに、「米ツアーではスポンサーのゲストが1組に2人、インサイドロープにつくというのは日常なので、ロープの中で価値を共有できたらいいと思う」と、インサイドギャラリーロープツアーを実施した。石川の米ツアー参戦経験が生かされているのだ。