昨季までの貧打がウソのよう G小林“打率最低男”の汚名返上
巨人打線がまた爆発した。30日、11―1でヤクルトを下して6年ぶりの8連勝である。チーム打率はついに.291まで上昇。もちろんセ・リーグのダントツで、連勝中の総得点は「69」と昨年までの貧打がウソのような猛打が続いている。
この日の4安打で打率を.369とし、リーグ首位打者に躍り出た1番の坂本を筆頭に3割打者が名を連ねるが、出色なのはやはり、「恐怖の8番打者」小林誠司(28)だろう。
昨年まで2年連続12球団最低打率だった貧打の象徴が、この日は4打数2安打4打点。打率.357は堂々のリーグ3位である。守っても、集中力が途切れがちな大差の展開で先発の野上を7回1失点と好リード。いよいよ「春の珍事」と侮れなくなってきた。