三冠王や打撃C指摘 日ハム清宮の打撃開眼は重心移動がカギ

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 先週のソフトバンク戦では、日本球界最後の三冠王、元ホークスの松中信彦氏がテレビ解説でこんなことを言っていた。

「内側からバットが出ている点はいい。もっと下半身を使って軸足の使い方が改善されれば、もっとバットに力が伝わる」

「本塁打を30本、40本打とうとすれば、右膝を開かないようにすることです」

■清宮も「今は余裕ない」

 この点について城石コーチは「まだ下半身が弱い部分はある。下の力を伝えられるようになればもっと本塁打が打てると思う。試合に出続けられる体力も含め、上を目指すためにも取り組んでいかないといけない」と言う。重心移動については、自主トレ期間中からトレーニングを受けている。打撃に限らず、守備、走塁面にも生かせるよう、今も続けている。白水トレーナーは「動きの一貫性、再現性を高めることが目的です。プレーのたびに同じ動きができるようになることが大事。重心を移動する方向、強さを意識して取り組んでいます。頭と体が連動して、プレーに反映されつつある」と言う。

 清宮は「守備ではそういう体の使い方はありますけど、打撃ではまだ感じられる余裕はない」と話した。スムーズな重心移動ができ、軸足で地面をより強く蹴れるようになれば、練習時のようにスタンドに届く打球が増えそうだが。

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