集まる同情論 日大アメフト部タックル加害選手はどうなる
22日、日本記者クラブで悪質タックル問題について謝罪会見をした日大アメフト部の宮川泰介選手(20)に同情の声が集まっている。
宮川選手は、謝罪の意味をこめて、顔と氏名を公表。悪質な反則をしたことについて、監督やコーチの指示がありながらも「自分で判断できなかった弱さ」だと悔しさをにじませた。
顔や氏名を公表して宮川選手自らが会見を開いた経緯や、競技から退くと決めたことについて、ネット上では、<怒りと同情で涙が出てきた><立派で潔い会見><20になったばかりでよくこういった公の舞台に立てるよね。ホントにすごい><堂々としていてほんとかっこよかった>――などの称賛や同情の声であふれかえった。
日本のアメフト界を牽引し、本場アメリカのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)に一番近い男と言われた栗原嵩選手も、自身のツイッターに、<彼は真実を話した。大人が逃げるな>と宮川選手を擁護するコメントをした。その一方、日大に対しては、<日大を潰せ!><この大学は学生のことを考えていない>などの批判がズラリと並んだ。
今後、宮川選手はどうなるのか。退部にとどまらず、自主退学に追い込まれるのではないか、との見方もある。なにしろ、内田監督はアメフト部だけでなく、日大全体に絶大な力を持っている。
もし大人のせいで若者の未来が絶たれるとしたら、許されない話だ。