問題は開幕戦だった 西武・菊池雄星“左肩の張り”の真犯人
「左肩の張り」で戦列を離れていた菊池雄星の調整登板を見てきた。
5月25日、埼玉の戸田で行われたイースタンのヤクルト戦に足を運んだのだ。
いつ、来日した? それは言えない。ただ、試合開始前から菊池本人の目に留まる場所をウロウロ。本人は間違いなく、視界にわたしをとらえたはずだ。普段は米国にいるため、しょっちゅうというわけにはいかなくても、できるだけ現場に足を運んで選手に自分の存在をアピールするのは信条でもある。
さて、その菊池は2回47球を投げて4安打3失点。味方の失策が絡んで点は失ったものの、肩はもう心配ない。スライダー、カーブ、チェンジアップのキレはよく、ストレートの最速は154キロをマークした。肩の状態が悪ければ、これだけの球速は出ない。
ドジャース、フィリーズ、マリナーズなども熱心に追い掛けているようだし、わたしひとりが、この目立つ風体で派手に動き回ったところで限界がある。今後は菊池の進路に影響力を持つ旧知の西武OBを通じて、わたしの存在をより強くアピールしていくつもりだ。