防御率5点台超え 巨人・田口の不調原因に“菅野の翌日”も
巨人はエースの菅野智之(28)が7回1失点で1日のオリックス戦に先勝。119球で7安打されたが、粘りの投球で6勝目(3敗)を挙げた。しかし、首脳陣の頭痛の種は土曜日である。
今日2日に予告先発されている田口麗斗(22)のことだ。1日現在で2勝3敗、防御率5.06。最近5試合の失点は6、2、5、2、4で2連敗中だ。「先発が頑張らないとウチは勝てない」と言う斎藤投手総合コーチは先月、「菅野と(山口)俊はいいとして、想定外なのは田口。こっちは計算しているんだから。球が全体的に高いよね」とクビをかしげていた。三塁付近から一塁へ、助走をつけて体全体を使って投げる練習を取り入れるなど、修正を試みているものの、復調の兆しは見えてこない。
結婚して臨んだ昨季は、2年連続2ケタ勝利となる13勝(4敗)。成長したはずの左腕エースに何があったのか。今季、田口に土をつけたセ球団のある選手がこう言った。
「今年は球が甘いんです。スライダーなんか去年はキレキレだったのにキレがないし、曲がりも早い気がします。あとは……何か体が重そうですね」