4連敗&借金1で交流戦へ…巨人によぎる昨季13連敗の悪夢
「外角が多いですね。もっと内角を攻めないと、強打者が多い交流戦はもっと苦しみますよ」
中日、近鉄、横浜などで投手として活躍し、巨人へFA移籍した経験のある門倉健氏(評論家)がこう指摘する。
27日の阪神戦。巨人先発の野上亮磨(30)が試合を壊した。二回に中谷に2ランを浴びると、四回には大山に左中間二塁打を浴びてさらに1失点。五回には糸井の犠飛で追加点を許した。野上は5回4失点で4敗目(4勝)を喫した。
巨人はこれで4連敗。22勝23敗1分けと3年連続借金1で29日に開幕する交流戦を迎えることになった。
■「今年はチームの根幹が揺らいでいる」
不吉である。昨季も同じ4連敗、借金1で交流戦に突入すると、そのままズルズルと負け続け、球団ワーストの13連敗。シーズン4位の最大の要因となった。
昨季の交流戦前までの成績と比べると、チーム打率は.237から.273、得点は150から218といずれもリーグトップの数字に大幅アップした。一方で防御率は3.26から3.97へ。失点は167から193(いずれも同4位)と大幅に悪化している。昨季6勝12敗で10位だった苦手の交流戦を乗り切れるのか。