広島・鈴木誠也が語る 交流戦苦戦もチーム“平常心”の理由

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 広島交流戦2勝4敗と負け越し中。昨季は交流戦12勝6敗で2位と健闘したが、今季は苦しい戦いが続いている。

 それでも4番の鈴木誠也(23)は動じない。昨季、右足首骨折で後半を棒に振り、今季も開幕後に下半身の張りで一時戦列を離れた。鈴木は言う。

「投打が噛み合わないことも多くて、そこは仕方ないと割り切れている。勝てないときも、みんな割と平常心でやれているかなと思います。シーズンのどこかでこういう踏ん張りどころがくるのはみんな分かっているんじゃないか。チーム内もピリピリはしていないんじゃないかと思います」

 自身は交流戦に入ってノーアーチ。打撃フォームはまだ模索が続いている。

「まだしっくりきていないところもある。“フォームが固まる”ということはないと思っていて、毎試合、毎打席、少しずつ変わっています。例えば、足のステップやタイミングの取り方は常に試行錯誤。試合中に自分のここら辺(顔の右上あたり)から観察するイメージでフォームを思い返しています。そこで、いいファウルが打てたなとか、悪いファウルだったら頭が少しブレていたりするので、自分の中で見直します」

 本塁打はない一方、交流戦は6試合で22打数10安打、4打点、打率・455(3位)。好調のバロメーターは「右肩が開かず、できるだけギリギリまで呼び込んで捉えられていたら状態がいいかなと思える」と言う。

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