ジョコビッチ全仏8強で敗退 世界72位の伏兵に競り負け
かつての「ビッグ4」の一角が姿を消した。
テニスの全仏オープンは5日、男子シングルス準々決勝を行い、元世界ランキング1位(現22位)のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)が、同72位でノーシードのマルコ・チェッキナート(25=イタリア)にセットカウント1―3で敗れ、4強進出を逃した。
2セットを連取されて後がないジョコビッチ。第3セットで相手のミスに乗じて1セットを返すのがやっとだった。痛めていた右肘は決して万全ではないのだろう。第3セット後、トレーナーの治療や痛み止めを服用。第4セットはタイブレークにまで持ち込む粘りを見せたが、最後はチェッキナートのショットに反応できずに競り負けた。
4大大会の同種目でイタリア勢として40年ぶりの4強入りを決めたチェッキナートは準決勝で第7シードのドミニク・ティエム(24=オーストリア)と対戦。
女子は第13シードのマディソン・キーズ(23)、昨年の全米オープン覇者スローン・スティーブンス(25)の米国勢2人が勝ち上がった。