松山が初日出遅れ “難グリーン”に翻弄されて5オーバー46位
【全米オープン】
前日にエースドライバーのヘッドが割れるアクシデントに見舞われた松山英樹(26)。インスタートの初日に苦しんだのはティーショットではなくグリーン上だった。
芝目が強いポアナ芝が混ざり、さらにきつい傾斜もあり、練習ラウンドで十分にチェックしたはずだが、松山の赤いパンツの揺れ具合からすると、北西の風7メートルの体感はおそらく10メートル以上だったはずだ。
この条件下では2つ、3つのボギーは想定内でも、バーディーを取りたい16番(パー5)のダブルボギーは痛かった。右ラフからの第3打がバンカーにつかまり、80センチに寄せるも、パーパットがカップにも触れず、1.2メートルの返しも入らずダブルボギー。アウトの7番(パー3)も大きく右に曲がる6メートルのバーディーパットが2メートル以上もショートしてパーパットを外した。
「パットが風に影響されて決められなかった。ここのグリーンは前に打った人のラインは参考にならない。見た目が速そうで警戒したらダメだった。ピンが傾斜の上で難しい所が多かった。グリーンは硬さがあるわけじゃないし、どうしようもないってほどではない。こんなに打つ内容じゃない」