“大口”止まらず…本田圭佑が「結果にコミット」と独演会
「究極論でいうとサッカーは、最終的に<個>なんです。誰かのひと振りでボールがゴールに入るかどうか。戦術でゴールは決められない。この意見は、初めてW杯を経験してから一切、何も変わっていない。それを高めるためだけに欧州に挑戦してきた」と豪語。
締めくくりとして「たとえば芝が悪いからと慌てたり、ピッチが悪いのに(いつもと)同じプレーをしようとしても(うまく)できない。それは人生に通じる」と人生訓まで飛び出す始末だ。
■個で違いを見せられず
現地取材記者によると「16、17日の非公開練習の実戦形式トレーニングで本田は控えチームに回され、危機感を覚えている。それで17日に『これが最後のチャンス』とばかりにぶちまけた」。カザンで取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「本田は淡々とした表情で練習場に姿を現し、普段通りに練習メニューをこなしているが、控え降格という立場を実感しつつも、それを表に出すのはプライドが許さないので、<必死に平静さを装っている>のでしょう。メディア対応で発した<個>の部分は、まさに『その通り』と言うしかありませんが、テストマッチのスイス戦でトップ下を任せられた本田は、その<個>の部分で違いを見せられず、日本の攻撃をコントロールできなかったのですが……」
今では「口でモノを言うだけ」の本田。何だか哀れになってきた――。