二軍で13試合8発 技術とデータが語る清宮HR量産の秘密

公開日: 更新日:

 ある球界OBによれば、「清宮のある本塁打の打球角度は約30度で打球速度は160キロ程度だった」そうだ。

 これはメジャーで「バレル」と呼ばれる、本塁打になりやすい打球の指標にほぼ合致する。すなわち打球速度が時速158キロ以上、角度が30度前後の打球の8割が外野手の頭上を越す安打になり、その多くが本塁打になるというものだ。

 ちなみに14日の楽天戦で放った13号本塁打は、打球速度175キロで飛距離は133メートルだった。

 本塁打になりやすい指標の「バレル」の誕生によって、打者は本塁打を打つ練習が可能に。昨年メジャーで史上最多の6105本塁打が誕生したのはその成果でもある。

 清宮はあえてボールの下をたたいたり、打球に角度をつけることについて、「特に意識していない。自分のスイングをするだけです」とし、バレルに関しても「聞いたことはありますけど、そんなに気にしていない」と言う。それでも「いい感じで振れている時にフライになっているのは悪くない」と話したことがあるから、理想的な打球の角度に関しては天性のものなのかもしれない。

 要するに清宮は打つべくして本塁打を打っている。前回の一軍帯同時は1本塁打だったが、今後再昇格した時には成長した姿を見せるに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ