最速1億円の鈴木愛もかすむ 畑岡奈紗“公約”実現のプロ根性
スポーツファンの菅野宏三氏(ビジネス評論家)もそのひとりだ。
「今週の欠場は本当に残念ですね。今は故障している二刀流の大谷があれだけ注目されたのは、破格の契約条件より夢の早期実現を優先させたこともある。サッカー、野球、テニス、ゴルフ、卓球など、今は多くの日本人選手が国際舞台で活躍し、子供たちも刺激を受けている。せっかく海外メジャーの切符を持っているのに、欠場するというのはプロとしていかがなものか。たとえ成績が悪くても慣れない海外で、しかも厳しい舞台でプレーすることは、プロとしても一人の人間としても得るものはあるはずです。国内で強くて、いくら稼ごうが、ゴルフファンにとってはあまり魅力はないですね。今の鈴木選手を見ていると、国内では無類の強さを誇り、海外メジャーではからっきしだった全盛期のジャンボ尾崎を思い出します」
ちなみに畑岡は今季は13試合に出場し、先週の優勝賞金(30万ドル)を加えても64万2146ドル(約7064万円=賞金ランク5位)。鈴木より稼ぎは少ないが、ファンやジュニアゴルファーに感動を与えるのは賞金ガッポリの鈴木より、米国で初優勝し、メジャー制覇を狙う畑岡の姿だろう。