復帰2戦目で早くも手応え 大谷が明かしていた“打撃の極意”
「ボールの見え方や、打てそうな感じのする待ち方が大事。そういう意味で進歩しているんじゃないかと思う」
エンゼルスの大谷翔平(24)が4日(日本時間5日)、復帰2戦目のマリナーズ戦で2安打2得点、勝利に貢献して満足そうにこう言った。
1本目の右前打が時速約166キロなら、2本目の右翼線二塁打は時速約163キロ。ともにバットの芯でとらえたいい当たりだったが、本人が「進歩」と自画自賛したのは結果よりも投球に対するアプローチだった。3三振を食らった前日の復帰戦と比べて、ボールの見え方や待ち方が良くなったというのだ。
大谷は以前、日刊ゲンダイのインタビューに答えて、こう言ったことがある。
「ボールの見え方も含めて、打てそうな気がして凡退してしまうのと、打てなさそうな気がしてもヒットになるのとでは全然違う。打席に入ったときに勝っているか、勝っていないかの話です。ピッチャーと向かい合ったときに打てそうな気がするかどうか。僕としては(打てそうな気がして)打ち損じているくらいの方がいいのかなと思う」