勢い止まらぬ畑岡奈紗 球質重くなりアイアン精度トップ級
全米女子プロのプレーオフはメジャータイトルを持つパク・ソンヒョンとユ・ソヨンという韓国を代表する実力者が相手でした。1ホール目にバーディーを奪えずに敗退でしたが、ショットは2人に引けを取っていません。
昨年は異国の地にひとりで飛び込んでいきました。
お母さんに話を聞くと、「ゴルフがうまくいかずに自信を失い、ホームシックにかかり泣いて国際電話がかかってきた」こともあったそうです。
しかし帰国してミヤギテレビ杯、翌週の日本女子オープン連覇で、「やってきたことは間違っていない」と自信を取り戻し、今季の活躍につながっています。
ショットの力強さはもともとありましたが、今年はインパクトの当たりが強くなり球質が重くなっています。飛距離が伸びて、風にも対応できています。
昨年は上半身と下半身のバランスがズレて、振り遅れも見られましたが、オフに1キロもある野球バットを振って体幹が強くなり、ショットに安定感が出ています。アイアンの精度はトップクラスといってもいいでしょう。