日大は出場停止継続 リーグ戦復帰条件は田中理事長のクビ
「本丸」を潰さない限り復帰は認めないということか。
関東学生アメリカンフットボール連盟は31日、都内で臨時理事会を開き、悪質タックル問題で日大に科した18年度の公式戦出場資格停止処分を継続することを決めた。理事20人のうち、17人が処分解除を認めなかった。つまり日大アメフト部は8月末に開幕するリーグ戦に参加できないということだ。
日大アメフト部の提出したチーム改善案の再発防止策について、「日大全体で取り組まなければ実効性を伴わない施策については、その策定もいまだ不確定、不十分」とは関東学連の検証委。日大の田中英寿理事長による反省や再発防止、組織改革の言明を期待するという。関東学連の柿沢理事長は「非常に残念な結果。日大のガバナンスに憤りを感じる」とも話した。
同日には悪質タックルの被害者の父親が、自身のフェイスブックで日大に田中理事長との面会を申し入れたことを明らかに。田中理事長が会見を開くことも求めている。
「要するに関東学連も周囲の関係者も、田中理事長がいる限りアメフト部の体質は改善されないとみているのです」と、日大の元評議員がこう言った。