ボクシング連盟山根会長をドンへと変えた日大との“深い縁”

公開日: 更新日:

■選手とその親を呼び出して謝罪強要

 日本ボクシング連盟はホームページで「連盟がそのような指示をしたことはない」と反論しているが、前出の関係者は「そんなのウソですよ」と、こう言う。

「山根会長の好みを知り尽くしている側近がおり、『ああしなさい、こうしなさい』とLINEで指示を出している。それを愛媛県連盟がリスト化したものを、便利だからと各県で共有しているわけです」

 山根会長の恐怖政治は、大学ボクシングにも及んでいる。

「山根会長は関西の某大学と付き合いが深く、ある有望高校生をこの大学に入学させようとした。ところが、都内の名門大学が先にスカウトし、入学させてしまった。これに山根会長が激怒。自身の側近を通じて、『山根会長が怒っているから、早く謝りに行くべきだ』と強要。大学側もビビってしまい、ボクシング部監督とスカウトはおろか、選手とその親まで一緒に、関西にある会長の自宅まで謝罪しに行ったのです。しかし、会長は門前払い。後日、東京での定宿にしている高級ホテル・椿山荘に彼らを呼び出し、改めて謝罪させた」(大学ボクシング部関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    江藤拓農水相が石破政権の最初の更迭大臣に?「隅々まで読んだ」はずの食糧法めぐり“逆ギレ誤答弁”連発

  3. 3

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  4. 4

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  5. 5

    みのもんたさんが自身のスキャンダルで見せた“類まれな対応力”…明石家さんま、石田純一との共通点

  1. 6

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 8

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  4. 9

    維新は予算案賛成で万々歳のはずが…ゴタゴタ続きで崩壊へ秒読み 衆院通過の自民はニンマリ?

  5. 10

    松坂桃李「御上先生」第7話2ケタでV字回復へ 詩森ろばの“考えさせる脚本・演出”はTBS日曜劇場からの挑戦状