長崎代表・創成館の稙田龍生監督に聞く「請負監督」の実態
「この練習は、どういう目的で、どうやるのかなど、きちんと伝えないといけない。伝わってなくても、彼らは『はい!』と返事をしますが、これにだまされちゃいけない(笑い)。少年野球の指導の本から勉強しましたよ(笑い)」
――心理カウンセラーの資格も持っています。
「去年、取得しました。私が赴任してきた頃は、部員全体で30人。これなら一人一人とコミュニケーションが取れる。でも、部員が100人以上ともなると、接点がなくなる選手も出てくる。そこで大事になってくるのが会話。短い会話でも彼らの力になれるようにと。もともとメンタル関連には興味もあった。例えば、顔色が悪い子がいれば、寮の部屋に呼んで悩みを聞くなどしています。資格を取ったから何がどうなるという話でもありませんが、指導の上で勉強になっているのも確かです」