ケプカ全米プロVでメジャー3勝目 タイガーの猛追振り切る
直後の15番ではバウンスバックに成功。残り164ヤードの2打目を9番アイアンでピンそば30センチにつけるスーパーショットで通算13アンダーとして、再びケプカに1打差。ところがバーディーがとりやすい17番パー5でティーショットを右に曲げてボールはラテラルウオーターハザード内へ。ここで伸ばせず、最終18番のバーディーでもケプカに2打及ばなかった。それでも単独2位フィニッシュは来季のメジャー優勝に希望をつなぐ活躍だった。
■ショットの正確性が勝利呼ぶ
ケプカは大歓声からウッズの猛追がわかったはずだ。パーオンした4番で3パット、5番では3・5メートルのパーパットを決められず連続ボギーをたたいたが、ミスらしいミスはこの2ホールだけ。
後半はきわどいパーセーブを続けて15番、16番の連続バーディーで勝負を決めた。
会場はドッグレッグホールが多く、1打目に方向性を重視してロングアイアンや3番ウッドを多用する選手が多かったが、4日間ドライバー平均飛距離324.2ヤード、フェアウエーキープ率73.21%のケプカは「刻むことはない」とドライバーで果敢に攻めてスコアを伸ばしていった。