藤原は虎ドラ1候補、根尾は…大阪桐蔭の目玉2選手の行く末
チーム編成に合致した補強ということだ。
今年の甲子園を騒がせた二刀流といえば、大阪桐蔭の右腕・根尾だ。投げてはMAX148キロ、打っては今大会通算打率・429。今秋ドラフトの目玉と言われている。大谷(エンゼルス)のように、プロでも二刀流を認める球団は出てくるか。
「いやいや、とても無理ですよ」とは、在阪球団のスカウトだ。
「野手としては超一流でも、プロで投手は難しい。球威と球速はともかく、コントロールが悪い。高校時代から190センチ以上とエンジンが大きかった大谷に比べて、根尾は177センチと小柄。せめて左腕だったら、まだよかったんですが……」
別のセ球団スカウトも言う。
「大谷と決定的に異なるのはアウトコースの制球力。大谷は高校時代、直球、変化球ともに低めにズバズバ投げ込んでいた。根尾の場合は低めが2球、3球と続かない。一方、遊撃手としては昨秋からわずか半年で驚異的な成長を見せている。これで二刀流なんかさせたら、どちらも中途半端になりかねませんよ」
二匹目のドジョウはいないというのだ。