「ブリオベッカ浦安は『第二の読売クラブ』です」
最初は少年団からスタートしてジュニアユース、ユースと拡大していって社会人のチームを持つに至り、ピラミッド型の育成クラブに成長しました。関東リーグ1部に昇格した14年にTDに就任しました」
浦安との関わりはそれだけではない。長男の智也さんも昨季までDFとしてプレーしていた。
「サッカーをやる限りは<頂点を目指せ>とヴェルディでプレーしていましたが、どうも親に似ず(笑い)ジュニアユースでもレギュラーになれず、ユース昇格も無理だったので浦安に行かせました。長男の応援を通して子どもたち、そしてチームが成長していくところを見てきました。浦安は、自分にとって<第二の読売クラブ>のようなものです。これからもずっと関わっていきます」
智也さんは、関東リーグ2部「アイデンティみらい」で現役続行中だ。「28歳の時にJFL昇格を決めたシーズンにプレーすることができ、良かったなって思います」と親心をのぞかせる。
そのJFLに昇格するには、関東1部リーグで2位以内に入り、さらに全国9地域の上位チームによる地域サッカーチャンピオンズリーグの1次ラウンド、さらに4チームのリーグ戦による決勝ラウンドで2位以内に入らなければならない。シビアで狭き門なのだ。
地方リーグで悪戦苦闘する都並TD。13年にクラブW杯の解説で開催地モロッコを訪れた時、理想のクラブと出合った。