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都並敏史ブリオベッカ浦安TD

1961年8月14日、東京・世田谷区生まれ。読売クラブ/東京V、福岡、平塚(現・湘南)でプレー。98年に現役引退。東京Vコーチ、仙台、C大阪、横浜FCで監督を歴任。現在は関東リーグ1部・浦安のテクニカルディレクター兼守備コーチ。日本代表Aマッチ78試合出場2得点。

「ブリオベッカ浦安は『第二の読売クラブ』です」

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 最初は少年団からスタートしてジュニアユース、ユースと拡大していって社会人のチームを持つに至り、ピラミッド型の育成クラブに成長しました。関東リーグ1部に昇格した14年にTDに就任しました」

 浦安との関わりはそれだけではない。長男の智也さんも昨季までDFとしてプレーしていた。

サッカーをやる限りは<頂点を目指せ>とヴェルディでプレーしていましたが、どうも親に似ず(笑い)ジュニアユースでもレギュラーになれず、ユース昇格も無理だったので浦安に行かせました。長男の応援を通して子どもたち、そしてチームが成長していくところを見てきました。浦安は、自分にとって<第二の読売クラブ>のようなものです。これからもずっと関わっていきます」

 智也さんは、関東リーグ2部「アイデンティみらい」で現役続行中だ。「28歳の時にJFL昇格を決めたシーズンにプレーすることができ、良かったなって思います」と親心をのぞかせる。

 そのJFLに昇格するには、関東1部リーグで2位以内に入り、さらに全国9地域の上位チームによる地域サッカーチャンピオンズリーグの1次ラウンド、さらに4チームのリーグ戦による決勝ラウンドで2位以内に入らなければならない。シビアで狭き門なのだ。

 地方リーグで悪戦苦闘する都並TD。13年にクラブW杯の解説で開催地モロッコを訪れた時、理想のクラブと出合った。

【連載】J入り目指す「地方クラブ」奮闘記

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