鳩山CCまたも民事再生法申請 預託金問題でメンバー揺れる
A案は退会者100人に対して200人の新規募集を予定しているが、それも不確かだ。
「鳩山CCは13年から400万円(預託金230万円、入会金170万円)で新規募集したが、年平均30件程度。200人もの新規募集はこのご時世ですから大変難しい」(会員権業者)
ちなみにB案は預託金はゼロになるが、メンバーのプレー権を守り、市場での評価を高めることで株券の価値を高めることが念頭にある。ゴルフ場に負債がなくなれば、コース評価が高いだけに、売買相場での上昇が期待できる。
9日の社員総会でA案かB案かの再生計画案が決まり、25日にさいたま地裁に提出。11月20日の債権者集会で最終的に賛否を問うことになり、それから裁判所の認可を受けて再生計画がスタートする。いずれにしろ、日本のゴルフ場を混乱に陥れた預託金問題が、鳩山CCでは今でもくすぶっているのがよくわかる。