ラグビーW杯まで1年 日本期待のWTB藤田慶和が決意を語る
――ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチからはどんなことを求められている?
「期待されているのは、WTBとしてのランニングだと思います。もっと、自分の力でラインブレーク(相手のDFラインを崩すこと)したり、チームを前線に押し上げる選手になりたいですね。課題は消極的になってしまうことです。先日、日本代表のトニー・ブラウンBKコーチからも指摘されました。枠の中で収まるのではなく、自分の持っているものを大きく表現できるように、ダイナミックなランニングでラインブレークできるように、メンタル面の強化にも取り組んでいます」
――W杯ではどんなプレーを披露したい?
「やっぱり自分の強みはランニングなので、ボールを持ったら見ている人から『何かするぞ』と期待されるようなワクワクするプレーを目指しています。15年大会は(米国戦の)1試合しか出場できず、個人的には悔しい思いしかありませんでした。19年の日本大会では起用された試合でチームの勝利に貢献するのはもちろん、1試合でも多く出場して、史上初の8強入りに貢献したいです」