GS制覇は大坂なおみに先越され…錦織圭の気になる心技体
錦織は昨年半ばの故障休養から2月にツアー復帰、その後は順調だった。ウィンブルドンで初のベスト8、全米は2年ぶりの4強、39位まで落ちたランキングを12位まで戻し、現在の目標は年末に行われるツアーファイナル出場だ。
ファイナルは、その年だけの成績ランキング上位8人で総額800万ドル(昨年=約9億386万4000円)を争う。“旬のプレーヤー”の証しの舞台に、錦織は2014年から3年連続で出場した。現在の年間ランキングは2565ポイントで10位、あと2スポットに迫っているものの、8位のケビン・アンダーソンとの差885ポイントはかなり大きい。
■必要な自信回復
この後の日程は楽天500(優勝500ポイント、準優勝300、4強180)、上海マスターズ(同1000、600、360)、バーゼル500、パリマスターズという流れで、楽天オープンで4年ぶりに勝って500ポイントをプラスできるかどうかがカギを握る。アンダーソンも出場するからその行方にも注目したい。