エンゼルス監督候補に“筆記試験” 二刀流への理解見極める

公開日: 更新日:

 エンゼルスの次期監督に全米の注目が集まっている。

 チーム公式サイトによれば、今季限りで勇退したマイク・ソーシア監督の後任に、タイガース前監督のブラッド・オースマスGM補佐、エリック・チャベス3A監督ら、7人が候補に挙がっているという。

 今オフはエ軍以外にも、レンジャーズ、ツインズら6球団の監督が空席になっている。レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニングニュース」のエバン・グラント記者によれば、最も早く空席が埋まりそうなのはエ軍だ。メジャーを代表する長距離砲のトラウト、二刀流の大谷がいることから「早期のチーム再建が見込める」ためだ。同記者は、「エ軍の監督候補者たちは誰もが、すでに2度のMVPを受賞しているトラウト、今季の新人王候補である大谷の2人がいるチームを率いたいはずだ」としている。

 確かに、監督候補者であれば、トラウト、大谷の才能あふれる2人のいるチームで指揮を執りたいだろう。チーム再建を図り、大谷の二刀流が成功すれば、監督としての名声が高まるからだ。

 メジャーを代表する2人のスター選手を抱えるエ軍だけに、監督の人選に慎重を期すのは当然といえる。次期監督の候補者に対し、面談だけでなく、コミュニケーション能力などを問う異例の筆記試験を課すのは、単に指揮官としての適性を判断するだけでなく、大谷の起用法を含めた二刀流への理解を見極める狙いもあるとみられる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…