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田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

ウルグアイ撃破 金星獲得の原動力となった「背番号1」東口

公開日: 更新日:

 10月のキリンチャレンジ杯(12日・パナマ戦と16日・ウルグアイ戦)は「背番号1を背負った」東口順昭に注目した。 

 所属するG大阪では背番号1をつけている東口だが、日本代表では控えに甘んじて背番号は23や12が多かった。15年東アジア杯で背番号1を与えられたが、国内組で臨んだ大会だったので、今キリン杯が実質的に「初めての背番号1」と言っていいだろう。 

 正GKの証しである「背番号1」の東口は、ウルグアイを相手に持ち味の反応スピードの速さで、ナイスセーブが光った。

 日本が先制した後の前半17分、右CKからAマドリードDFゴディンの強烈ヘディングシュートを両手ではじき出し、2―1で迎えた後半開始早々のピンチも、見事なセービングを見せた。

 強豪ウルグアイの“同点弾”を防いだことで試合の流れがウルグアイに傾くことを阻み、4―3の勝利に貢献した。

 メンタル面の充実ぶりも実感した。後半12分に東口のチームメートであるDF三浦弦太が、直前のプレーで日本のゴール近くで倒され、そのまま“残っていた”FWカバニの存在に気付かなかったのか、東口に不用意なバックパスを送ってしまい、それをカバニに奪われてゴールを決められてしまった。

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