石川遼は“器用貧乏”がアダ…アマ向けスイング理論で不調か
【HEIWA・ PGM選手権】
かつて米ツアーに挑戦したばかりの頃は、期待の「3R」として米国でも注目を集めた石川遼(27)だが、ライバルとの差は大きく開いてしまった。
R・マキロイ(29)はメジャー4勝を含む米ツアー14勝で、現在世界ランク5位。R・ファウラー(29)はメジャータイトルこそないが米ツアー4勝を挙げ、同9位。いつビッグタイトルを手にしてもおかしくない人気選手に成長した。
そんな2人と肩を並べていた石川だが、腰痛に悩まされて米ツアーを撤退。世界ランクは日本勢15番手の253位まで落ちた。
今大会も初日4オーバー90位タイと出遅れ。11番パー4ではティーショットを左に曲げてOBをたたきトリプルボギー。17番パー4ではティーショットが右フェアウエーバンカーにつかまると、イライラが爆発したのかクラブで地面を思い切りたたきつける醜態を見せた。
小暮博則プロが「今春はやったパッシブトルク(受動的トルク)理論に飛びついてからおかしくなったのでは」とこう解説する。