石川遼は“器用貧乏”がアダ…アマ向けスイング理論で不調か
「石川君は器用で天才だからなんでも試してしまう。パッシブトルクは、トップからクラブを寝かして下ろしてくれば、インパクトゾーンでクラブが立ってくるという理論。ボールのつかまりがよくなり、インパクト時に手が浮くという人に向いている。その練習を春先に一生懸命やっていた。しかし、ヘッドスピードが遅いアマチュア、ジュニア、女子プロに効果的でも、ヘッドスピードの速い男子プロにはタイミングが狂うリスクがあります。スイング改造がしっくりこないまま、いまだに不調を引きずっているのだと思います」
日本ツアーで2年以上も勝利から遠ざかり、現在賞金ランク22位。このままでは、今季勝者や賞金ランク20位までの資格が必要な最終戦ゴルフ日本シリーズ出場も危うい。