菊池雄星ポスティング申請で西武が手にする移籍金はいくら
近日中にポスティングを申請することになった菊池雄星(27)。西武は左腕エースをいくらで手放すことになるのか。
現状の入札制度(ポスティングシステム)は移籍金付きFAのようなものだが、今年から所属球団への移籍金が大きく変わった。
これまでは球団が上限2000万ドル(約22億6000万円)の移籍金を設定。この金額を払う意思のある球団による自由競争だった。しかし、今年からは年俸や契約金の総額に応じて移籍金が決まる。具体的には以下の3段階の金額の合計が移籍金となる。
①2500万ドル(約28億2500万円)までの分の20%。
②2500万ドルを超えて5000万ドル(約56億5000万円)までの分の17・5%。
③5000万ドルを超える分の15%。
今オフのFA選手をランク付けした米「トレード・ルーモアズ」(3日付電子版)によれば、菊池は12位にランクイン。金額は「6年総額4200万ドル(約47億5000万円)」と予想しているが、カーショー(ドジャース)、プライス(レッドソックス)というメジャーを代表する左腕が残留したこと、金満球団・ドジャースの編成責任者が興味津々なことを加味すれば、金額はさらに膨れ上がる可能性もある。
ちなみに総額6000万ドル(約67億8000万円)とすると、①が約5億7000万円、②が約4億9000万円、③が約1億7000万円で、①~③の合計は約12億3000万円だ。昨年までなら約22億6000万円だったから、新制度に移行したことでかなり買いたたかれることになりそうだ。