今オフポスティング 菊池雄星“レッドソックス入り”が浮上
ドジャースと日本人左腕争奪で“延長戦”
東西の伝統球団同士によるワールドシリーズ(WS)は28日(日本時間29日)、レッドソックス(ア・リーグ東地区)が、ドジャース(ナ・リーグ西地区)を下して5年ぶり9度目のワールドチャンピオンに輝いた。
26日(同27日)の第3戦では延長十八回、WS史上最長となる7時間20分の死闘を演じた両球団。シーズンオフには再び“延長戦”が展開されそうだ。
今オフ、ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指す西武・菊池雄星(27)を巡って、レ軍とド軍による争奪戦に発展しそうだからだ。
今オフ、ドジャースのエースでサイ・ヤング賞左腕のクレイトン・カーショー(30=今季9勝5敗、防御率2.73)が、20年までの残り2年の契約(総額約43億円)を破棄(オプトアウト)して、FAになる権利を持っている。韓国人左腕の柳賢振(31=同7勝3敗、防御率1.97)もFA権を取得するため、同じ左腕の菊池取りが有力視されている。
レッドソックスもドジャースと事情は同じ。通算143勝(75敗)のサイ・ヤング賞左腕デービッド・プライス(33=同30試合で16勝7敗、防御率3.58)が、カーショー同様、22年までの残り4年の契約(総額約142億円)をオプトアウトして流出する可能性があるのだ。