ソト天井打に実況絶叫も…東京ドームの限界を評論家が指摘

ソトの打球は天井に一直線（Ｃ）日刊ゲンダイ

　日本初の屋根付き球場として１９８８年に開場した東京ドームは今年がちょうど３０周年。当初、最高地点６１．６９メートルの天井に打球が当たることは想定されていなかった。日本に６つあるドーム球場のうち、福岡と札幌の天井の高さはともに６８メートル。東京ドームは大阪の６０メートルに次ぐ低さだ。メジャー唯一の密閉型ドーム球場であるトロピカーナフィールドの６８．６メートルの天井にさえ、打球が当たる時代である。

　誕生から３０年が経過して「ビッグエッグ」も今や昔。最も本塁打の出やすい球場と揶揄され、それでいて明らかな本塁打性の打球が天井に当たってアウトになる。東京ドームはプロ野球本拠地として岐路に立たされているのではないか。