日米野球でもマスクの甲斐に「メジャーでも通用」と太鼓判

公開日: 更新日:

「体は大きくないし、打撃に課題はある。しかし、それを補える能力を持っている」

 9日に行われた日米野球に8番でスタメン出場した侍ジャパンの捕手・甲斐拓也(26=ソフトバンク)について、米東海岸の球団のスカウトがこう言う。

 12球団トップの盗塁阻止率・447を誇り、日本シリーズでも大活躍。MLB公式サイトにも取り上げられるなど、米球界でも注目されている。

「海外FA権の取得はまだまだ先だが、継続して見ていきたい選手」と、前出のスカウトはこう続ける。

「ステップ、スローイングまでの俊敏性、二塁送球の正確性はもちろん、日本シリーズという大舞台で能力を発揮できる。メジャーは今、俊敏さも重要になっている。投手への気配りやコミュニケーション能力といった捕手としての資質も高い。彼は、投手への返球一つとっても、素早く返したり、アイコンタクトを取ったり、一球一球を大事にしていることがネット裏で見ても伝わってくる。キャッチングもいいね。メジャーでは捕手ごとのストライク、ボールがすべてデータで出てくる。ストライクに見せる技術は重要。ほぼバッテリーを組んだことのない先発のキシも投げやすかったろう。日本の捕手がメジャーでプレーする場合、『資質』の部分が大事になる」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…