これから試練…16歳・紀平梨花を待つ体重管理と身体の変化

公開日: 更新日:

 すっかり時の人となった。

 グランプリ(GP)ファイナルに初出場で初優勝を果たした紀平梨花(16)。シニア1年目の大会制覇は2005年の浅田真央以来13年ぶりの快挙だ。現在、女子でトリプルアクセル(3A)を跳べる日本選手は紀平だけ。3Aは真央の代名詞だったこともあり、周囲は「真央の再来」とかまびすしい。

 紀平と真央は「境遇」も似ている。紀平は今年1月の全日本選手権で3位に入るも、翌月の平昌五輪出場には年齢制限規定に21日足らず。浅田は05年のGPファイナルで優勝したが、翌06年トリノ五輪は「規定」に87日届かなかった。

 トリノから4年後、真央は20歳で初五輪のバンクーバー大会に出場。直前の4大陸で優勝、全日本は4連覇を果たしたこともあって金メダルが期待されたが、ジュニア時代からの宿敵だったキム・ヨナ(韓国)に負け、銀メダルに終わった。

 現状、紀平のライバルはフィギュア大国に復活したロシア勢。選手層は厚く、ジュニアにも4回転の使い手が2人いる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続