東京五輪招致めぐる贈収賄で捜査 JOC竹田恒和会長の“正体”

公開日: 更新日:

安倍首相にまったく頭が上がらない

 そんな宮さまがなぜJOC会長になれたのか。

「全日本スキー連盟専務理事の八木(祐四郎)会長が亡くなり、皇室好きで知られる初代会長の堤(義明)さんが反対派を抑え、竹田さんを推したのです。しかし、竹田さんはJOC会長として何がしたいのか、JOCは今後どうあるべきかというプランを提示できず、スポーツが平和貢献するための具体策もなかった。20年東京五輪も招致委員会は広告会社に戦略を丸投げする形になり、国のバックアップで成功したようなもの。だから竹田さんは安倍首相にまったく頭が上がらないのです」

 昨年11月にはこんなことがあった。都内で各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会が行われ、世界206の国・地域、約1400人の委員が集結。冒頭の安倍首相の挨拶が終わると、次にスピーチするはずの竹田会長は安倍首相の“お見送り”で場内から消えていた。IOCのバッハ会長が前倒しで登壇し、「JOCを代表しご挨拶します」と皮肉タップリに切り出して場内は大爆笑。政治家にペコペコするJOC会長に多くの委員たちがあきれ顔だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値