ヤマハ監督を退任 清宮克幸氏が描く「第3の人生」の青写真
ラグビー元日本代表FB五郎丸歩(32)らを擁し2014年の日本選手権を制したヤマハ発動機の清宮克幸監督(51)が29日に退任会見を行った。
11年に就任し、トップリーグの強豪に押し上げた8年間を「人材や環境に恵まれないチームが日本一になれることを証明できた」と満足そうに振り返った。
今後はヤマハの本拠地である静岡県内に昨年11月に設立した一般社団法人「アザレア・スポーツクラブ」の代表理事として活動。女子7人制ラグビーやマイナー競技を中心に若手選手を育成し「年に2クラブくらい増やして10年後には20クラブにしたい」と、地域密着型の総合スポーツクラブを目指すとした。
すでに都内と神奈川県内の2カ所に治療院を開業するなど、新たな生活基盤も確保した。今後は都内での生活が中心になるそうで「野球を見る機会も増えるでしょうね」と、長男・幸太郎(日本ハム)の試合に足を運ぶという。
さらに、今春には次男・福太郎(15=早実中)が、早実高に進学予定。調布シニアでは投手兼内野手としてプレーし、早くもスカウトがマークしている球団も中にはある。