大谷は「開幕アウト」とエ軍GM断言…打者復帰はいつに?
「SHOWTIME」(翔平の時間)は、しばらくお預けだ。
エンゼルスのビリー・エプラーGMは31日(日本時間1日)、電話会見に応じ、昨年10月1日に右肘靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受けた大谷翔平(24=写真)について「今の(リハビリ)過程では開幕にはプレーできない」と断言。同GMによれば、まだ素振りも開始していないため、キャンプは別メニューになるという。
今季は投手と比べて短期間で復帰できる打者に専念するが、チームと本人が目指しているのは、あくまでも来年の二刀流としての完全復活だ。
エプラーGMは「彼のリハビリプログラムは複雑。投手としてのリハビリも並行して行うため、打つ方で(患部に)異常がなくても、投げた後に違和感が出る可能性もある」と話し、打者の復帰を先送りしてでも、二刀流復活を優先させることを示唆した。
TJ手術を受けた場合、スローイングプログラムが本格化するのは術後8カ月から。まずは力を入れた遠投を繰り返し、異常がなければ、ブルペン入りする。プログラム通り順調にリハビリをこなしたとしても、術後8カ月での遠投は6月まで待たなければならない。通常、術後5カ月とされる打者の復帰は3カ月近くもずれ込む可能性もある。