DeNA中井2安打の躍動「右の代打」手薄の古巣巨人を見返す
昨季限りで巨人を戦力外となり、DeNAに加入した中井大介(29)が、11年間在籍した古巣との練習試合で躍動した。
17日の巨人戦に「5番・三塁」で出場。第1打席はメルセデスから安打、第3打席は田口から適時二塁打を放ち、2安打1打点の活躍を見せた。
試合前には巨人の原監督と談笑。「『ユニホーム似合っているな』と言われた。実感が湧いた。もう敵なんだなと思った」と振り返った。
■「戦力外にしたことを後悔させる」
かつては毎年のように「春のキャンプの有望株」に挙げられ、大田(現日本ハム)と並ぶ「原チルドレン」の一員だった。
最大のチャンスは原監督の前政権最終年となった2015年。それまではポジションをたらい回しになっていたが、「三塁」に限定されると、実戦で4安打するなどキャンプでは目立った。
原監督に「中井はいい。いろんな意味で(村田)修一の背中が見えてきたんじゃないか」などと期待され、シーズンに入ると、第83代4番にも抜擢された。しかし、結局は29試合で打率.209に終わった。