中島が早くも別メニュー…巨人40億円補強も戦力は丸のみか
広島からFA加入した丸佳浩(29)が1日、巨人のユニホームに初めて袖を通した。
ファンと報道陣の注目を一身に集める中、5年ぶりV奪回の切り札はしかし、「変わったことをする必要はない。今までやってきたことを変えるつもりはない」と淡々。原監督は自身も背負った背番号「8」の動きに目を細めながら、「今までの中で一番輝いている『8番』じゃないでしょうか。少なくとも私が着けているよりは輝いていたと思う」とうれしそうだったが、本人には気負った様子はなかった。全体メニュー終了後、室内練習場へ移動して、打撃マシンを相手に1時間超、黙々とバットを振り込む姿に、キャンプ初日から視察に訪れた他球団スコアラーは、「なにしろ2年連続のMVP選手ですからね。必要以上にFA移籍の重圧を感じている様子もないし、大きな戦力になるのは間違いない」と警戒した。
そんな丸と対照的だったのは、同じ新戦力でオリックスから移籍した中島宏之(36)だ。腰の張りでいきなりの別メニュー調整。米マリナーズから日本球界に復帰した岩隈久志(37)も一軍投手陣ではただひとり、ブルペン入りを回避した。